年末である。とにもかくにも今年が終わる。毎年この時期何か忘れているような、やり残したような焦りを覚えるのが常だが、今年は思いのほか気持ちに余裕を持って過ごせている。去年と比べて取り立てて何か状況が変わった訳ではない。このブログを書いていることを除いては。
前からやりたいのにできていなかったことを一つ実行しているという事実は私に自信と安定をもたらしてくれている。まだまだ不十分でやりたいことは他にもあり、来年はもっと頑張らなければならなくなりそうな気配だ。けれども憂鬱になるどころかその状況になることが待ち遠しくて仕方がない。不安は常に付きまとう。今考えていることがうまくいかなければ、また振出しに戻ってしまい、別の行動を最初から企画するところから始めなければならない。「人生に無駄なことはない」と知りつつ、ここまで来るとできれば振出しは避けたい。そういう危険を承知した上で、何故か自然と明るい展望しか浮かんでこない。我ながら少し能天気すぎやしないかと心配になってくる。今は「絶対成功する」という予感みたいなものに支えられて日々の生活が活気づいている。
これからどの方向の道を進むにしてもこのブログは礎になると思う。長く続けていきたいので書く回数や一回分の文字数は無理をせず、自分で納得がいく内容を残していきたい。自分自身に続けなければならないというプレッシャーをかけたくない。無理をして記述内容を、単なる誰かの受け売りで終わらせたり、何もオリジナルの考えがないところからテーマをひねり出した為につじつまが合わないような話になってしまうと礎にはなり得ない。こうして書いていると私が挑戦しようとしている「長く続けるということ」と「内容に深みを持たせること」を同時に行っていくことに甚だ矛盾を感じてきた。早かれ遅かれネタが尽きる日が来てしまうのではないかと、限界が来るのは自然の成り行きではないかと思ってしまう。
考えてみると、書き始める前から不安は大いにあった。「一度始めて続かずに止めてしまえば、全ては水の泡だぞ」と誰かが耳元で囁いていた。それを承知で私ははじめの一歩を踏み出した。今は書けているのは自分の力だけではなく、何かに導かれているような気さえしている。実際、前にも書いたが、今日をはじめほとんどの日がノープランでPCに向かった数時間後に、その日の原稿がちゃんと書き上がっている。不思議だ。不思議だが、どこかで「ほら、できただろ」と思う自分がいる。毎日そういう不思議なことが起きて、それが続くとまた明日も大丈夫じゃないかなという期待感が生まれてくる。そんな不思議な一カ月だった。いい感じだった。
来年もこの調子で書き続けたい！