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私の真実

 簡単に言ってしまえば、勇気を持って言ってしまえば、「自分の心の中のことで精一杯で、周りのことが考えられない」と言うことだと思う。若い頃の話ではない、50歳を超えた今の心境だ。一番興味・感心があるのが自分の心という言い方も出来るが、それは逃げの口実のようにも思える。この歳になって自分の事だけで精一杯とは、何とも情けがない。

 考え、実行に移さなければならない、もしくは移す“べき”ことは、外の世界にはたくさんある。戦争・飢餓・難民・温暖化・原発・自死etc…、数え上げればキリがない。私はどの問題にも直接関与できていない。じゃあどの問題に携われば良いのか?私に選ぶ資格があるのか?分からない。今この瞬間にも困っている人がいる、救いの手を差し伸べなければ!

 誰かに誘われて何かを始めるきっかけになることはあると思う。もしかしたらそれは神の声かもしれない。でも本当の意味で自分の心がその誘いに自然と反応しなければ、それは時が満ちていないのだと思う。神さまからの呼びかけではないのだと思う。自分に嘘をついて始めても、恐らく長くは続かない。反対に否定したい自分も確かにいるんだけれども、抗えない心の叫びというか、どうしても湧き上がってくる“熱いもの”が感じられたとき、初めてそれは『使命』になるのではないか。

 「ごちゃごちゃクドクドとぐろを巻いていないで、さっさと何か始めろ!!選ぶ必要なんかないじゃないか!全部やれ!!」誰かがそう叫んでいるのが聞こえる。私は誰かの力になりたいと本当に思っている。でも動けない。「何か大きいことをしてあげられないんだったら、やっても意味がないのでは?」と思っている自分にも気づく。それも言い訳だ。そしてそれは、またしても上から目線に成り下がっている証拠だとも思う。何かやって“あげる”と思うことから間違っている。まず「共に歩く」というところに立って、何かするならするべきだ。だいたいこんな私が、そんな大それた事を出来るわけないじゃないか。何が出来るかなんかを心配せず、小さな事だとしても、今できることを懸命にやって寄り添えれば良いのだが、それができない。

 この問題は私の中で昨日今日始まったことではない。もう長い歴史があるといっても言い過ぎではないだろう、若い頃から悩んでいた。「人生の悩み」だ。今、私は開き直っている。「できないものはできない」。いつか“できる日”が来ることを誰よりも私が一番待っている。そしてその日を迎えるためには何が必要かと考える。結局いつも行き着くところは同じで、「今日を精一杯、誠実に生きる」しかない。現時点で究極の、唯一の答えだ。無理やりに自分を抑えつけよう、或いはこの方向に向かせようとしても、そのうち絶望してしまう。それは私自身の人生が証明している。精一杯生きて、後は神さまに委ねるしかない。今は本当に「それしかない」と思えるんだ。時が満ち、神さまが私を必要としてくれるとき、進むべき道は必ず開かれる。

 行動できている人は本当に凄いよ。

aRanDy

 自分のものの見方・感じ方・考え方を伝えたい。心を開いて本当のことを書かないと伝わらないと思う。だから自分と精一杯向き合って心の言葉と巡り合えるように祈ろうと思う。取るに足らないことでもいい。伝えたいと思ったことを素直に届けたい。  聖書の言葉に惹きつけられ恩師に教えを乞いながら数年研究してきた。クリスチャンではないしキリスト教がどういうものなのか理解しているとは言い難いが、書いていく中で聖書の香りが漂うような表現ができれば嬉しい。そして誰かに勇気を与える一助になれば幸せだ。 ////////////////////////////////////////  I want to convey my own way of seeing, feeling, and thinking. I don’t think it will be delivered unless you open your heart and write the truth. Therefore, I will pray that I can face myself as hard as I can and meet the words of my heart. Though it might be insignificant for others, I want to deliver honestly what I want to convey.  I have been attracted to the words of the Bible, and studied for about four years while asking my teacher to teach me. I’m not a Christian and it’s hard to say that I understand what Christianity is, but I’d be glad if I could express it with the scent of the Bible as I write. And I would be happy if I could help give courage to someone.

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