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いつも喜んでいなさい

 夜1時2時までコンピュータのモニターとにらめっこしながら作業に集中し、明日に差し支えるから寝ようと思って目を閉じても、当然のように目が冴えて眠れない。何とか眠り、朝起きたら起きたで疲れを感じている。挙げ句に昼間ウトウトしてしまうという悪循環に陥る。一時ならまだしも、これが長く続くといろいろ心身に歪みが生じてくる。気をつけないと。一度おかしくなってしまうと、回復するのにまた時間がかかってしまう。当たり前の行動がやはり難しい。ただ時間を忘れて集中できることがある事には感謝している。

 先週は非常に仕事がうまく運んだ。複数の結構大変な作業を、段取りよく次々とスムーズにこなすことができ、予想外に短い時間で仕上がった。日曜日には少し時間に余裕ができたほどで、努力が報われた思いがして素直に嬉しかった。しかし貧乏性というのだろうか、そんなうまくいって喜んだ直後には、必ずといっていいほど、得体の知れない不安に襲われる。私は何を恐れているんだろう。
 安心してしまうと心に隙ができてしまうような気がする。油断すると何かがその隙間から入り込んできそうな恐さがある。何かに取って代わられてしまうような。だからどんないいことがあっても手放しで喜べない感じだ。こう書くと、私がいつもコンピュータのように緻密で、正確無比な“間違わない男”のように思われるかもしれないが、実際は割りとヘマの多い人間だと思う。そういう意味ではなくて、「心の状態が激しく上下動をしてしまうと、帰る場所・いつもの場所を見失ってしまうような不安を感じる」、と言ったら伝わるだろうか。我ながら安定さを欠いている気がする。いつ頃からこうなったか覚えていない。

 この一瞬は二度とやって来ない。次の一瞬一瞬は誰も経験したことがない未知の世界だ。何が起こるかは誰にも分からない。私たちを取り巻く全ての事物は、絶えず変化し続けている。私も進化か老化か退化か分からないが、変化し続けている。そういう時の流れの中で、いつも自分らしくありたいと思う。絶望し、悔い、また立ち上がりながら、それでも恐れずに次の瞬間を自然体で受け入れ生きていきたい。
 喜びや嬉しさを感じることは人生の醍醐味だと思う。快感を覚え、その成功体験がさらに次への活力を生み出すことは大いにある。一方でネガティブと言われる経験も、人間を支える必要不可欠な要素だ。そしてまた次の瞬間に、ポジティブもネガティブもひっくるめた「新たな経験」を加え、人は変化していく。そういう流れの中で、常に自分を見失わないでいたい。取って代わられたくない。
 だがしかし「取って代わられたくない」と言っている割りに、毎日のお祈りでは「神さま、私をあなたの僕(しもべ)にしてください」と必ず祈っている。自分の中で釈然としない矛盾を感じている。

 一時の気持ちの変化に動揺する気持ちも分からないではない。ちょっとうまくいったからと言って、得意げに自信過剰になるのも嫌だ。少しずつ自分が変わってきていて、新しい自分が、新しい感情に対して、享受の仕方を戸惑いながら学んでいる節がある。何か他人事のように書いているが、本当に他人事のような感じもある。心の底にあるものは制御が難しい。不安の訪れを嫌って、成功を自ら阻止するようにならなければいいのだが……。

 2年に一度くらいは、割りと大きめのポカをします。

aRanDy

 自分のものの見方・感じ方・考え方を伝えたい。心を開いて本当のことを書かないと伝わらないと思う。だから自分と精一杯向き合って心の言葉と巡り合えるように祈ろうと思う。取るに足らないことでもいい。伝えたいと思ったことを素直に届けたい。  聖書の言葉に惹きつけられ恩師に教えを乞いながら数年研究してきた。クリスチャンではないしキリスト教がどういうものなのか理解しているとは言い難いが、書いていく中で聖書の香りが漂うような表現ができれば嬉しい。そして誰かに勇気を与える一助になれば幸せだ。 ////////////////////////////////////////  I want to convey my own way of seeing, feeling, and thinking. I don’t think it will be delivered unless you open your heart and write the truth. Therefore, I will pray that I can face myself as hard as I can and meet the words of my heart. Though it might be insignificant for others, I want to deliver honestly what I want to convey.  I have been attracted to the words of the Bible, and studied for about four years while asking my teacher to teach me. I’m not a Christian and it’s hard to say that I understand what Christianity is, but I’d be glad if I could express it with the scent of the Bible as I write. And I would be happy if I could help give courage to someone.

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