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噛み癖

 一回の食事で何回「噛む」のだろう?朝飯か夕飯かでも違うだろうし、食べる量にも依ると思うが、大体500回くらいだろうか。仮に500回だとして、一日三食なら一カ月で、500回×3回×30日で45,000回。一回ずつ刻んでいくことを考えると、もの凄い数字だ。
 私は癖というか、食事の時によく口の中を噛んでしまうことがある。分かっていて注意していても、またゴリっとやってしまう。そんなアホな私でもさすがに一回の食事で必ず噛むことはなく、恐らく1、2カ月に一回くらい。仮に1カ月に一回噛むと仮定しても、45,000分の1の確率でしかない。かなり稀なケースと言えると思うが、しかしそれほど少ない確率でも、ちゃんと起こってしまう。

 派手に噛み込んでしまえば、口内で出血するなど、すぐに相当な痛みを伴った「ケガ」とも呼べるような状態を引き起こしてしまう。私の場合はそこまで行くことはほとんどなく、噛んでしまった当初はあまり痛みは感じない程度のものだ。しかし2日後くらいから傷口が口内炎のような状態に変化し段々激しく痛み始める。非常に痛い。特にお茶やコーヒーなど、熱いものを飲んだ時に患部が当たると、飛び上がるような激痛が走る。舌で舐めながら「早く治れ、早く治れ」とおまじないを掛けるが、思うように治癒しない。一回噛むと最低1週間は煩わしい痛みに悩まされる。歳のせいか、悔しいが治りも遅くなってきているようだ。何度も何度も、分かっていながらまたやってしまう自分が情けない。たぶん年に5~6回はやっていると思う。
 一体何を慌てて食べることがあるんだろう。いっぱしの“おじさん”らしく、ゆっくりゆったり落ち着いて味わいながら美味しく頂けば、噛むことなんてないだろうに。どうもそういう懐が深いというか、余裕のある感じが私には足りない。特に太って口の中の肉が肥大したわけでもないのだが……、最近噛む頻度が上がっているような気がする。自分で意識していないところで生き急いでいるんだろうか……。

 ある年配の、食べることがとても好きな方が言った。「死ぬまでに、あと何回めしを食えるんだろう」。しっかり上手に食べることは本当に大切だと思う。食べること自体が生きがいにさえなるようだ。
 運動してみたり、人間ドックに初めて行ってみたり、食事の回数を減らしたり、今まで以上に自分の身体・体調への関心が一層高まってきている。無理なダイエットやトレーニングは自殺行為にさえ思える。食べ物をしっかり体に入れて、循環させて、排出しないと健康な身体は作れないし維持できないと思う。こんなこと本当に若い頃は考えもしなかった。傷の治りは遅くなろうとも、“いい”歳を取ってきたと信じたい。

 先日職場の若い女性が「どうしてそんなに健康そうなんですか?」と訊いてくれた。やっていることと経験を少し話すと「家の旦那に伝えます」と言っていた。「あんたたち、まだ20代だろ!?」と心の中で突っ込んだが、でも参考にしてもらって何か変われば私も嬉しい。そんな日ごろのちょっとしたことが、人の為になることってあるのかなと思うと、まだまだやれることはありそうだ。

 あ~、痛い。噛まないようにするにはどうすりゃいいの~?

aRanDy

 自分のものの見方・感じ方・考え方を伝えたい。心を開いて本当のことを書かないと伝わらないと思う。だから自分と精一杯向き合って心の言葉と巡り合えるように祈ろうと思う。取るに足らないことでもいい。伝えたいと思ったことを素直に届けたい。  聖書の言葉に惹きつけられ恩師に教えを乞いながら数年研究してきた。クリスチャンではないしキリスト教がどういうものなのか理解しているとは言い難いが、書いていく中で聖書の香りが漂うような表現ができれば嬉しい。そして誰かに勇気を与える一助になれば幸せだ。 ////////////////////////////////////////  I want to convey my own way of seeing, feeling, and thinking. I don’t think it will be delivered unless you open your heart and write the truth. Therefore, I will pray that I can face myself as hard as I can and meet the words of my heart. Though it might be insignificant for others, I want to deliver honestly what I want to convey.  I have been attracted to the words of the Bible, and studied for about four years while asking my teacher to teach me. I’m not a Christian and it’s hard to say that I understand what Christianity is, but I’d be glad if I could express it with the scent of the Bible as I write. And I would be happy if I could help give courage to someone.

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