Categories: personality

不整

 整理整頓されているデスク周りに憧れる反面、少し雑多な風景に安心感を覚える自分がいる。なかなか物を捨てられない性格が災いしているせいか、「もしかしたらこれも何かに使えることがあるかもしれない」等と考え、食べおわったフリスクの空き缶なんかも捨てられずにずっと目の前に置いてある。粗品でもらったタオルやメモ帳、コンビニでもらったプラスチックのスプーンや割り箸、街頭で受け取ったポケットティッシュ等々、「役に立つ時があるかもしれないグッズ」が所狭しと鎮座している。もちろん頃合いを見計らってキレイにしてはみるのだが、その状態が長く保てない。どうしたものか。

 先日税理士から連絡があり、年末調整で必要な生命保険関係の葉書が届いているはずだと言うことで、必死に探してみるのだが見当たらない。私のことだから捨てると言うことはまず考えられない。さて、ではどこにあるのか。山積みとまでは言えない高さに積まれた郵便物の小山を崩して探ってみるが、そこでもない。「おかしい、郵便物は全てここにあるはずなのだが……」。猶予があまりなかったので、仕方なく生命保険会社へ電話して再発行をお願いした。
 その電話を切ってハッと気がついた。「もしかしたらあそこかもしれない」。財布や免許証などが入れてあって毎日持ち歩いているバッグの中を当たってみた。するとその葉書は領収書や預金通帳等に挟まれて、折れないようにきちんと大切そうに保管されていた。その葉書が届いた時に、それが何を意味するものなのかは全然分からなかったが、直感的に「これは必ず必要な物だ」と思い、最も大切な物をしまっておく場所に格納していたのだった。
 部屋が散らかっていても、どこに何があるかはおおよそ把握しているつもりだ。けれどもあからさまに必要な物はもう一番そこしかないという場所に隠しておく癖があり、一度隠してしまうと安心するのか忘れてしまう。慌てて生命保険に電話をかけ直して、混乱させたお詫びを告げた。

 要は私は大雑把で面倒くさがりなんだと思う。細かいことをキチンと整理して処理できない。それでいて変に記憶力に自信があって、何でも覚えていられるつもりになっている。挙げ句に他人に迷惑をかけ謝罪している始末だ。どうもうまくない。
 しかし変えようと思ってもそんなにすぐに変えられるものではないだろう。というのも、どこかで自分で「別にいいじゃん」と思っている節がある。「誰かにそんなに大迷惑をかけてるわけでもないじゃん」と、そんな感じで開き直っている。だらしのない話だが、この部分に関しては正直、問題意識が希薄だ。

 常に「手ぶら」を好み、メモを取らず、片付けができない性格。とても事務方の仕事ができる人間ではないように思える。いくら仕事だからと言っても、適正というものがあるだろう。でも実際はデスクワークが多くなってしまっていて毎日スーツを着て仕事をしている。本当のことを言うと、キチッとネクタイなんて大っ嫌い。
 先日の週末に二日連続である研修会があり、休日だったのでジーンズとラガーシャツで参加させてもらった。凄く開放感があって楽に感じた。だからというわけではないが、肝心の研修会がとても充実したものになった。もう何年もスーツで仕事してきて今更なのだが、大切なものを大切にできていたり、しっかりやることをやれていたりすれば、その他のことはそんなにキツく型にはめなくてもいいんじゃないかな~。ダメかな~?

 オレ、無理して生きてるな~

aRanDy

 自分のものの見方・感じ方・考え方を伝えたい。心を開いて本当のことを書かないと伝わらないと思う。だから自分と精一杯向き合って心の言葉と巡り合えるように祈ろうと思う。取るに足らないことでもいい。伝えたいと思ったことを素直に届けたい。  聖書の言葉に惹きつけられ恩師に教えを乞いながら数年研究してきた。クリスチャンではないしキリスト教がどういうものなのか理解しているとは言い難いが、書いていく中で聖書の香りが漂うような表現ができれば嬉しい。そして誰かに勇気を与える一助になれば幸せだ。 ////////////////////////////////////////  I want to convey my own way of seeing, feeling, and thinking. I don’t think it will be delivered unless you open your heart and write the truth. Therefore, I will pray that I can face myself as hard as I can and meet the words of my heart. Though it might be insignificant for others, I want to deliver honestly what I want to convey.  I have been attracted to the words of the Bible, and studied for about four years while asking my teacher to teach me. I’m not a Christian and it’s hard to say that I understand what Christianity is, but I’d be glad if I could express it with the scent of the Bible as I write. And I would be happy if I could help give courage to someone.

Recent Posts

裏切りの信仰[Faith in Betrayal]

 人間、生きていればそれなりに… Read More

2024-04-27

A new broom(新しいほうき)

 アイルランドの諺で、「新任者… Read More

2024-04-26

御心のままに[as you will]

 「もう一頑張りしなきゃな!」… Read More

2024-04-25

自由vs強制[Freedom vs. Coercion]

 私は辛いことや面倒なことに敢… Read More

2024-04-24

喜びの犠牲[Joyful Sacrifice]

 クリスチャンになって、もっと… Read More

2024-04-23

引力[Magnetism]

 小学校5年か6年生の頃、同級… Read More

2024-04-22