CAR

投稿者: | 2021-11-24

 勤めていた会社の社用車を借りて通勤を含めたプライベートでも乗らせてもらっていたり、友達が乗っていたものを譲ってもらったり、何だかんだで私は今まで自分でお金を出して車を買ったことがない。びっくりすると思うが本当なのだ。中古車でも買ったことはない。20年以上、毎日片道30分運転して通勤しているにも拘らず。かなりレアなケースだと思う。自動車税や車検費はきちんと払っている。

 車にあまりこだわりがない方だと思う。故障なく面倒なく、動いてくれさえすれば車種や性能などに執着はない。ただ大きい車が好きなのでワンボックスカーに乗っている。運転席の位置が高めのせいか、見た目の大きさから受ける印象よりも実際は運転しやすい。映像業界に入ってすぐの修業時代に、ワンボックスカーで走り回っていた頃の良いイメージをそのまま持ち続けている感じだ。普段はほとんど一人で乗っているが、必要に応じて大勢乗れて、荷物もたくさん積める車は非常に使えると思う。

 先日、最近はどんな車があるのかなとふと気になって、各社のホームページを色々覗いてみた。カーボンニュートラルとかゼロエミッション等と言われてはいるが、実際に販売されている車種でエコカーと呼ばれるものはまだまだ少ない印象を受けた。
 普通の車種に目を移すと、5百万円以上もする車が山ほどある。私は自動車レースのF-1が好きでよくテレビで観るのだが、試しに現在総合で首位を走っているチームが販売している一般車を見てみようとページを開いてみると、いいなと思った種類の車に1千2百万円以上の値段がついていた。高級な車だと耐久性に優れていることはある程度はあるかもしれないが、お金持ちはそこを目的に購入するのではなく、乗り心地とか高級感とか優越感を買うのだと思う。それにしても1千2百万円には驚いた。どんな人が買うのかと思うが、時々街を走っているのを見かけることはある。それほど特別なことではないのかもしれない。

 正直、私もそんな凄い高級車を一度乗ってみたい気もする。レンタカーや試乗とかではなく、オーナーになってどんな感じなのか、しばらく味わってみたい欲求は否定しない。しかしそんな広告戦略にハマっている場合ではなく、やっぱり自動車業界の方々は自分たちが提供している商品が排気ガスを出しまくって地球を蝕んでいることに対して、もっとスピードを上げて改善策を打っていかなければならないと思う。高い車が何台も売れたといって喜んでいる場合ではない。地球温暖化の責任の一端は、私が毎日運転している自動車に、延いては自動車産業に間違いなくある。
 こういった高級車を乗ることができる人がいる一方で、食べるものが手に入らず餓死していく子供たちがいる。車を買う人がいるから、誰かがお金を使うから、お金が循環し経済が回っていくことも知っている。だが回り方がおかしい。一番回っていかなければならないところが滞ってしまっている。愛が無さ過ぎやしないだろうか。大人があんまりバカなことばっかりやってると、手遅れになってしまう。

 今後買うことがあるとすれば、EV、買ってみたいな。

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