猿岩石

投稿者: | 2021-01-25

 昨日体重を計ったら64.7kgだった。ここまで落としたのは相当に久しぶりで、恐らくカナダ時代以来25年ほど振りだと思う。最後に10km走ったのが1ヶ月前の12月27日(火)なので、汗をかく量は激減してしまっているのだが、もしかしたら水泳で思いの外エネルギーを使えているのかもしれない。そうでないと説明が付きにくい。食事量は減らしている。平日は基本的に一日二食で、夜は少しのフルーツとヨーグルトだけとかにしている。水分だけで食べ物は全く口にしない夜もある。反対にお腹がすけばしっかり食べることはある。無理して絶対食べないということはない。土日は遅く起床するので自然と朝食と昼食が合体し、夕食をいただいて二食となる。減量を目的に食事制限しているわけではなく、「お腹がすいたら食べる」という自然な形にしたかった。お腹がすいていないのに時間がきたから食べるというのは、「飽食」と呼ぶのだろうか、何か違うような気がする。

 12年とちょっと前にたばこを止めた。きっぱりと。きっぱりという意味はそれ以来一度も吸っていないということだ。当時は世の中に「禁煙」の気運が高まり始めていた。禁煙スペースがレストランやオフィス等あらゆるところで広がり、またたばこ税なるものがドカンと上乗せされ、たばこは贅沢品に昇格していった。そうして喫煙者は徐々に生きる世界を奪われていった。禁断症状が凄いのかなと恐れていたが、覚悟を決めていたせいか案外苦しまずに“抜く”ことができた。たばこを止めて初めてたばこを吸う人のたばこ臭さに気づかされた。本当に辛い。ラーメン屋で隣でたばこを吸われて、味は不味くなるし気持ち悪いしケンカもしたくないしで、途中で出てきたことがある。二度とその店へは行っていない。あの店、あれじゃお客さん減っていくんじゃ無いかな。何より気分が悪かった。

 ニューヨークのビジネスシーンでは、太っている人と喫煙者は取引相手として仲間に入れてもらえないと聞いたことがある。理由は自分を抑えられない人と見なされるからということだ。ホントか嘘かは確かめていない。でも一理あるとは思う。あるテレビタレントが「ダイエット」に関する出版物や動画、テレビ番組などが人気を集めている風潮に、「痩せたかったら、食うな!走れ!」とぶった切っていた。胸が空くように気持ち良かった。本当にやろうと思ったら、覚悟を決めて踏み出せばいいのに。いかに楽をしようかと悩む時間があるのなら、走ればいいのに。髪の毛は頑張っても生えてこないけれど、ダイエットや禁煙は気持ち次第でいつでもできる。

 できない人を非難しているのではない。そんな半端な向かい合い方しかできないのであれば、それはその人の心が本当に求めているものではないのではないかという提議だ。私たちにはもっと心を傾けて取り組むべき課題・学びがあるのではないだろうか。私はスポーツはやるのも観るのも大好き。本や映画も大好きだ。今は書くことが一番好きかな。一見無駄に思われるかもしれないものでも、私が今本当に好きだと思えるものだから追っているのであって、もしかしたらその中に使命の道があるかもしれないとさえ思っている。だから熱中できる。もし誰かがダイエットや禁煙に本当に夢中になれるのだったら、それは素晴らしいことだと思う。

 ん~、ちょっと今日は偉そうだなー。反省……。

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