いくら何でもあまりにも容易にハマり過ぎてしまう性分のようだ。アマゾンプライムで海外ドラマを観ていると止まらなくなり、時間を忘れて４、５話は平気で見続けてしまう。知らぬ間に眠ってしまって朝起きると、全然疲れが取れていないなんてことはザラにある。困ったものだ。
たばこを止めた。お酒や甘いものもほとんどいただかない。食事の回数を減らし体重をコントロールしている。でも海外ドラマは止められない。困ったもんだ。
一番はじめは「24」だったかと思う。私もまだ若かったせいか、その次を観たくなる欲求が非常に強かった。徹夜を厭わず、次、はい次、と猛進して観倒していった。興奮しながら観ている自分に気づいていたことをよく覚えている。まさに時間を忘れて見入っていた。あの取り憑くような強い力は何なのだろう。多くの人々が私と同じ状況に陥ったことと思う。賞を何度も取り、爆発的にヒットしたドラマシリーズだ。それ以前で覚えているのは「ツインピークス」というミステリーものが話題になったことがあったが、人気度は「24」の足元にも及ばないだろう。「24」の時はまだアマゾンプライムのような動画配信システムは確立しておらず、DVDをいちいち借りてきて観るスタイルだった。そんな面倒な環境にも関わらず、世界中で大勢の人が視聴したと言うことは、もはや偉業と言えると思う。
アマゾンプライムに入ってから3年ほど経ち、その前はしばらくWOWOWに加入していた。ハマりやすい性格に手軽な視聴方法が輪をかけ、連続ドラマを何本も見終えた。覚えているものは、「CSI：科学捜査班、CSIマイアミ・CSIニューヨーク」「HEROS」「ペニー・ドレッドフル」「クリミナル・マインド」「ブラインド・スポット」「FOLLOWING」「ウォーキング・デッド」「ジャック・ライアン」「HANNA」「THE BOYS」「MR. ROBOT」「フリンジ」「ゲーム・オブ・スローンズ」「高い城の男」「スーツ」「BULL」「ELEMENTARY」他。短いものはシーズン2までだが、人気が高かったんだろうシーズン10まであるものもある。見始めるとやはり面白いので見続けてしまう。これだけたくさんの連続ドラマを日本で手軽に観られるようになるとは、数年前までは思ってもみなかった。良い時代になったものだ。
強欲なものでこういう“良い”視聴環境になってくると、もっともっとと切りがない。私なんかは配信会社さんの格好の標的だろう。観終わったドラマの中で一番強烈に印象が残っているものは「ゲーム・オブ・スローンズ」だ。他と比べると、私が思うに、飛び抜けてスケールが大きい。人、金、時間、手間等々、どれをとっても“かけ方”は他の追随を許さない。これを作ったHBOという会社をググってみると、制作に相当気合が入っている様子が顕著に読み取れる。だいぶ前に見た「ニュースルーム」という、ストーリーが巧妙で大好きだったドラマも確かHBOさんの制作だったのを思い出す。アマゾンよりも「U-NEXT」と会社のサービスでより多くこのHBO制作のドラマが観られるようだ。2,189円／月。さぁどうする。
また「ゲーム・オブ・スローンズ」のような作品に出会いたい