Concentration

投稿者: | 2021-07-10

 もう大人なので「スイッチが入らないと仕事ができない」何てことは口に出せるもんじゃない。言わないが、でも実際は不思議と集中してドンドンはかどる時とそうでない時がある。何がどう違うのかを“はかどった時”に考えるが、ちゃんとした答えを見つけられたことがない。バイオリズムなのか何なのか、自分でコントロールできないことが私には多すぎるような気がする。

 スイッチが入ったときの時間の経過の速さには驚くばかりだ。これぞまさに「カイロス」という感じ。そんなに集中してこんなに時間が経過しているのに、さほど疲れを感じないことも不思議さを助長する。普段は疲労感に襲われる方が先で、一息つきながら、なかなか進まない時計とにらめっこすることもしばしば。もし「やる気スイッチ」なるものが見つけられるか、作り出せるのなら、誰も苦労はしないのかもしれない。結局やっていること、つまりは仕事なり勉強なりが、必ずしも「やりたいこと」ではないので、「やる気が起きない」というのがホントのところだろう。普段はやはり気持ちを押し殺して、ムリをして、私は仕事をしている。何だか当たり前のことを長々と書いてしまった。

 話を戻す。そんなやりたくないことをいつもやっているわけだが、何故か自然とスイッチが入る時がある。「やらないと間に合わない」という時間のプレッシャーが理由の一つに考えられる。これは確かにあると思うが、そういった何かに追い込まれるというネガティブな要素ではなく、もっとニュートラルで吸い込まれるように「集中の世界」へ誘われるようなときがある。自分じゃない誰かが私の手を動かしているような感じ。時折それにフッと気づいて、でもそのまま傍観しているような感覚。気づいても私はその手を止めようとは考えず、恐らく止めることはできないと知っている。ちょっとロボットにでもなったかのようであり、もしかしたら麻薬や覚せい剤を摂取するとこういった感じになるのだろうかとも想像する。確かに長時間でも疲れない場合があり、むしろ快感を覚える気さえする。まさか職場で麻薬でもないだろうに。何かの拍子にまたドーパミン的なものが排出されているんだろうか。いずれにしても精神的にも環境的にも最低限の準備は必要で、「向かう体制」を整えなければ、私の場合、集中の世界への扉が開かれたことはない。

 潜在能力や潜在意識というものに非常に興味があり、強い魅力を感じている。一般的に人間の脳の70%は使われていないという説を聞いたことがある。もしその70%を機能させることに成功したらと思うとワクワクが止まらない。簡単ではないことを承知でチャレンジしてみたい気持ちは強い。不思議な世界はまだまだ私の内に詰まっていると思う。確かに歳を取ってしまって色々衰えは隠せないが、できる範囲で構わないので可能性を追求してみたい。歳を取ったからこその挑戦があっていい。そういう意味での「スイッチ」は胸のど真ん中で煌々と明かりを灯している。

 好きな時にソーンに入れたらいいだろうな~

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください