エレメンタリーというアメリカのドラマシリーズを観た。シーズン7ということは最低でも7年は続いてきた人気のドラマで、このシーズンで最終だそうだ。大好きだったので寂しい思いで一杯だ。最終シーズンだとは事前に全く知らなく、シーズン6までは確か1シーズン20話以上あったと記憶していて、昨日観たのは13話だったのでまだまだ続くと思っていた。ところがその話が“それっぽい”終わり方で終わってしまったので、「まさかこれが最終回で、すべて終わったのか?」とドキドキしながらインターネットで調べてみると、そういうことだった。動揺した。
内容は本当に“そういう”仕事が世の中に存在するのか甚だ疑問だが、ニューヨーク市警の特別顧問という肩書で、殺人事件の捜査を手伝う男女の私立探偵コンビが主役のドラマだ。ニューヨークの事情に疎い私は、そこまで複雑な殺人事件がこれほど頻繁に起こるのかどうかという疑いがまず頭に浮かんでしまう。しかしそんなことを気にして観ていたらこの手のドラマは楽しめないので、ある意味で常識を取っ払いのめり込んで鑑賞している。好きなドラマほど冷静では観ていないかもしれない。昨晩は少し疲れていて早い時間に寝落ちしてしまい、午前1時半という中途半端な時間にバチン!と目が覚めてしまった。起きた瞬間からもう眠れないと分かったので、何となくその「エレメンタリー」を見始めた。面白くて3、4話を続けて観ていたら突然最終回で終わってしまった。それが早朝4時半ごろ。全く予想していなかったいわゆる“ロス”状態という喪失感に突然襲われてしまった。あまりに寂しかったので気を紛らわそうと別のドラマを見始めたら、すぐに寝落ちした。
深夜に一人でテレビやモニターを観ていて、そこまで感情を揺さぶられてしまうのは、考えてみると怖いような気がする。起きてはいるけれども半分眠っているような非常に無防備な精神状態でいると思うので、外敵に侵入されやすい感じがする。私が観ているものに対して、集中力を高くし激しく感情移入するタイプだからそう思うのだろうか。特に深夜は心が丸裸に近いような状態で抵抗力が低下しているような気がする。悪い思想でも言葉巧みに諭されれば、信用させられてしまいそうだ。
朝起きると、前の夜に観た映画やドラマの1シーンだったか、自分が見た夢の一部だったのか、何だったかはっきりしないイメージが頭から離れないことがある。そう考えると、やはり眠っている時間はバカにできないというか、怖いというか、何か無意識の気持ちが表に顔を出してきているような気がする。そういう時はいつも、何かの前触れか、ヒントか、メッセージか等と思いを巡らせる。今のところそのイメージが何かの“お告げ”だったことはなかった、と思う。眠る時間帯の過ごし方を制御するのが難しいのなら、「眠り方」や「眠る前」についてはある程度は重要視するべきかとは思う。欲張り過ぎるか、眠っている時間も有効・有意義に使いたい。
別のアメドラを早く見つけようっと!