衣替え

投稿者: | 2021-06-02

 「風が吹くだけでも痛い」という意味で命名されたと言われる病気、「痛風」。巷では病気とは認められず、高価でおいしいものばかり食べているから罹る「贅沢病」とも揶揄される。尿酸という物質が血液の中にあって、それが増えすぎると主に足の指先や足首などの関節に激痛が走る。昨日まで普通に歩いていた人が、事故に遭ったわけでもないのにもんどり打ってその辺をのたうち回る。杖がなくては痛くてとてもひとりでは歩けない。その猛烈な痛みを言い表すのはなかなか難しい。そう、私は“痛風持ち”だ。
 そんなに“いいもの”ばかりを食べていたわけではない。至って普通の食生活だったと思うが、確かに運動不足は否めなかった。町医者に定期的に通い、そこのお医者さんが趣味でランニングをしている事があって、飲み薬だけでなくトレーニングを勧められた。今思えば痛風が身体を鍛え始めるいいきっかけになった。2年間近く2ヶ月に一度の頻度でその医者に通った。次回来るときまでにまた○○kg痩せようなどと医者通いはトレーニングのモチベーションにもなっていた。お陰でもう今は随分痩せたし、薬も飲む必要はなくなった。

 身体に、健康に気をつけるようになった。それほど“神経質”にはなっているわけではない。日常の生活の中で少しやり方を変えたり、食べ物の種類や量を変えてみたりする程度で、新たに何か負担を背負うようなことはしていない。それでもそういった小さな事の積み重ねで「健康」を維持できている手応えはある。まぁ、仕事のことなど色々悩みは尽きないが、身体が元気だと何より気分がいいことはとても助かっている。
 ただずいぶん痩せたために、特にこの季節になって上着を脱いで過ごすようになり腰回りが目立つようで、周りから「急に痩せて大丈夫か、大丈夫か」と健康状態を心配してもらうことが多い。気に掛けてもらってとても嬉しい反面、あまりにも皆さんから言われるので、最近は「全然痩せてませんよ」と否定して逃げることにしている。人生、予期せぬ事態が色々起こるものだ。ズボンが全部ぶかぶかになってしまった。

 ブログを始めて半年経ったが、スイミングスクールも入校して半年が経った。半年経って、今夜のレッスンからインストラクターが変わるそうだ。半年間同じ先生で週2回ずっと教わっていたので、言うなればその先生の泳ぎ方しかしらない状態。その先生の教え方が良いか悪いかも比較のしようがない状態。やはり様々な先生や指導方法に接して学び、もっと自分にあった泳ぎ方を追求したいし、もっと楽しみたいと思う。レッスン内容が少しマンネリ化していたことは正直あったので、本当に今夜からまた楽しみだ。
 とりあえず3ヶ月だけやってみようと始めた水泳レッスンも早6ヶ月。新しい先生が私にとって吉と出るか凶と出るかを見極めたいし、せめてもう3ヶ月は続けようかなと思う。ダメだったら辞めて、他のプールで自主練習して鍛えるのもいい。それができるだけの基礎力はついてきたかなと思っている。自分にあまり縛りをかけず、気楽に、でも一生懸命やっていきたい。「水泳」が私の体力作りと健康維持にどれだけ貢献してくれているかは、私が一番よく知っている。

 今でも、何かの拍子に右足の甲に痛みを感じると、いや~な冷や汗が出てくる。

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